2016/6/3 ”○○カレー”で彼の胃袋をわしづかみにできるってホント?
みなさんこんにちは。 国際的おいしいコミュニケーション 愛育料理研究家のFiona. Sです。 今月もあなたのラブ・ライフがより味わい深くなる秘訣、ご紹介いたしますね。
「男性の胃袋をつかむには“○○カレー”をマスターしましょう!」というようなコラムや恋愛コンサルタントのアドバイスをよく目にします。 まぁ、確かに“日本人男性”の胃袋をつかむにはカレーは効果的かもしれません。 しかしながら、国際的な愛育コミュニケーションをお伝えしているFiona. Sとしては、「”○○カレー”をマスターする」ということは絶対ではありません・・・。
カレーは国によって、地域によって、はたまた家庭によって使う素材や味がちがいます。 なので、世界中に何千、何万種類ものカレーが存在するわけです。 ざっくりいうと、インドカレーでも南部と北部では違うし、タイのカレーやスリランカ、日本のカレー(これまた地方や家庭によって違うし・・・)、香港のカレー、パキスタンのカレー、国民食化したイギリスのカレー・・・みんな違うわけです。
フランス風 鶏のクリームカレー
残念ながら「○○カレーを作れば絶対大丈夫!」という保証はありません。「あなたの愛する人がどのタイプのカレーを好んでいるか?」をあなたが知らずして“思い込みカレー”を出している間は、お相手の食を理解している事にはなっていないのですよ・・・。食ってとってもセンシティブ~!
既婚者の知人が以前こんなことを話してくれました。
以下、知人の話:
昔ね、旦那様に喜んでもらおうと思って美味しい松坂牛のお肉を使ってハンバーグを作ったことがあるの。 頑張って作って、ジューシーに出来上がって、「ハイ召し上がれ♪」って彼に出したのね。でもね、彼が「これはハンバーグとは言えないし、おいしくない!」って言ったの。 私すごくショックで・・・彼に「美味しいハンバーグってどういったもの?」とよくよく聞いてみたら「お母さんが子供の頃によく出してくれた○○○○社のハンバーグ!」と答えが返ってきたの・・・。
この知人の旦那様のお母様は冷凍食品のハンバーグを食卓に出されていたそうで、そのハンバーグの味が子供時代の彼の味覚に「美味しい」と反応したのですね。 そしてその味を「僕が大好きなハンバーグ」として大人になってもずっと持ち続けていたわけです。私もその○○○○社の冷凍ハンバーグは子供の頃食べたことはありますが、母が好まなかったのと私も好まなかったこともあり、我が家のハンバーグは手作りハンバーグでした。
でもこれは仕方のないことで、私の知人も彼女の旦那様も、そのまた旦那様のお母様も悪いわけではないのです。 生活環境、各家庭の食のポリシー、生育状況が個々に違うわけで、みんな一緒ということは無いのですから・・・。 国内だけでなく、海外も含めるとどれだけ多くの食に関する違いを個々に持っていることになるのでしょうか?! ”星の数ほどの違いが”あるといっても過言ではありませんよね。食においても“お互いが持っている違いをどう理解して受け入れるか”が、末永い幸せを実現する鍵となるのです。
なので、「○○カレーを学べば大丈夫!」と思わずに、お互いの幸せの為にお相手の食に関するデータを観察したりヒヤリングしたりして沢山集めてください。ポイントは、“リピートしているものは何か?“です。食事だけでなく、飲み物、スイーツ 等々・・・食データはいろいろな角度から得られることができますよ。
また、あなたの自慢の料理を彼好みの味にアレンジすることだってできます。 あなたしか作れない彼の為の料理。 お料理が好きな方にとっては開発し甲斐がある事でしょう! 開発途中も「この前の料理、少しアレンジしてみたんだけど食べてみてもらえる?感想きかせて~♪」とコミュニケーションしてみるのもいいですよ。 ただし、何十回も作って試食してもらうと、さすがに食べる方も飽きてしまうので・・・要注意です(苦笑)。
Have a tasty love 💛
Fiona xoxo