2016/7/9 大好きな人との“食の相性”ってホントに大切?
みなさんこんにちは。 国際的おいしいコミュニケーション 愛育料理研究家のFiona. Sです。
今月もあなたのラブ・ライフがより味わい深くなる秘訣、ご紹介いたしますね。
今年も夏がやってまいりました~!
先日、東京は36度の猛暑日・・・す、すでに・・・という感じでございます。
そんな中、企業家の友人が主宰するサマーパーティに出席してきました。 そこでいろいろな方と楽しいコミュニケーションをさせていただいたのですが、既婚者である男女の企業家の方々からこんなコメントがありました
「やっぱり恋愛関係、夫婦関係には“食物の相性”とか“食の好み“は大事!どんなに相手が好きでも関係は長く続かない」。
ホント、その通りでございます。 ここのポイントは”長期的な関係“。 短期的な関係で良いのであれば“食物の相性”とか“食の好み“は許せちゃうし我慢できるものなのですが、みなさんが強く望んでいる”長期的な幸せな関係“ではこの違いは時間の経過と共に許せなくなってしまうのです。 違いから生じる誤差、理解不能からくる不満、イライラ・・・そして違いに対応しようとする我慢や負担・・・積もり積もってドッカ~ん!と大爆発となるわけです。
ある方のお話をいたしましょう。
フランスのパリに渡って30年以上になる日本人男性Aさんがいらっしゃいます。 いま年のころは50歳半ば。 Aさんには2回の結婚歴があります。 いずれも日本人女性とゴールインしパリで結婚生活をされていました。 初婚の奥様は早くに他界され、2人目の奥様とは12年連れ添ったのですが奥様から去って行ってしまいました。 理由はいくつかありますが、その中の一つに「食に関する不一致」があったそうです。
Aさんは若いときにパリに移住し現地で起業しました。 ライフスタイルは日本人男性でありながらもパリジャンです。 彼は食に対するこだわりが強く、親や親戚でも理解できないくらいのものだそうです(Aさんの従妹曰く)。
- 食事はコース料理のように一品ずつ出してもらいたい → フランス料理式が好き
- 食事は日本食がいい → 長年の海外生活をするとたいていそうなります
- 食事の最後に必ずデザートが欲しい → フランス料理ではデザートで糖分をとる仕組みになっています。他のお料理にはお砂糖を使わないのが主流です。
- グルメである → 料理に使われる食材にもこだわります
- レストランや料理選びに妥協はしない → 納得できない料理やレストランにお金を払いたくない
というわけで、同じ価値観にないお相手の中で不満、イライラ、我慢や負担が長年にわたりどんどん蓄積するのがよくわかります・・・。 「パーソナルシェフを雇った方がいいんじゃないの?」と私ですらいってしまったくらいです(笑)。 いえ、冗談抜きで「パーソナルシェフを雇う」ことでAさんもお相手もハッピーになれるのではないかと本気で思いついたわけです。
さて、このAさんをあなたの恋愛対象者や結婚対象者とした場合、あなたはこのAさんと長期的な幸せの関係を構築することが出来るでしょうか?
彼との長期的な幸せの関係を構築するための対応方法を作って毎日ハッピーな感情で実行できますか? この食の誤差から生まれるあなたの不満やイライラをポジティブ、幸せの感情に日々変換することができますか? 長期的な関係というのは1年、2年ではなく、皆さんが理想としている20年、30年、それ以上です(笑)。 単に素材の好き嫌いだけではないんですよね・・・
“食“って思っている以上にとっても奥が深いのです・・・それも個人レベルで。 センシティブな部分もあり、そうでない部分もある。 食べられないものを料理から取り除くだけで済むこともあれば、そうでない場合もある・・・。 Aさんのケースはとても珍しいケースですが、世の中にはいろいろなこだわりや好みを持っている方が大勢いるのです。 恋人やパートナーは吟味しすぎてはいけませんが、誰でもいいわけではありません。 日々の”食“コミュニケーションが長期的に楽しくできるお相手なのかも、あなたの判断ポイントとしてくださいね。
Have a tasty love ♥
Fiona xoxo